赤城乳業 本社機能を移転 研究・開発部門が中心

赤城乳業が深谷駅前に建設中だった「AKAGI R&D FUTURE LABO」がこのほど完成、現在の本社工場から本社機能のほか、営業と研究・開発部門を移し4月2日から稼働する。本社工場は生産部門だけとなる。

アカギ フューチャー ラボは、研究・開発をメーンとした3階建てビル。1階部分に心臓部の研究・開発部門を置き、通りに面した横長のガラスは7色のレインボウカラーに彩られ、歩行者からショウウインドウをのぞくように研究・開発スタッフの動きが見える構造。

その1階部分は次の8セクションに分かれている。

▽TMDルーム=取引先とアイスのイノベーションを起こす部屋。チームマーチャンダイジングで取引先と一緒になり新製品を作り上げ、最終決定もできる空間を目指す

▽オープンイノベーションルーム=新たなアイスのアイデアを形にできる空間。入り口から見える窓の奥に設置し、取引先と一緒に試作・確認しながら作っていく場所

▽クッキングルーム=アイスクリームミックスを作る心臓部

▽R&Dルーム=ラボの中心、コミュニケーションが起こる計量ルーム。導線が重なり合う場所で計量するだけでなく、コミュニケーション、試食も兼用でできる

▽プロダクトルーム=スティック専用開発室。モールドからアイスを抜き出すためのシャワーが出る特注のシンクを設置

▽ミニファクトリー=生産工場に近い技術で新製品を形にできる場所。現場にある設備を十分の一、百分の一に縮小したものを設置し、仕込みから製品化まで一括してできる場所

▽センサリールーム=分析力の強化。集中して味や香りを表現できる場所。真っ白な空間がいくつかのブースに分かれており、味を作り上げることを集中して行う部屋。光の三原色を調整でき、味覚や嗅覚に対し鋭い感覚が持てるよう工夫している

▽アイスリサーチルーム=アイスクリームの分析に特化した機械を設置。

3階のフリーアドレススペース(「AKAGI R&D FUTURE LABO)

2階は、くつろぎとビジネスが同居するラウンジ。奥にカフェスペースと深谷社屋の1.5倍の広さがある会議室がある。ショーケースを設置し、商談にも使えるゲストルームでは、実際に並べることで商品の見栄えなどが検討できる。また、黒板に囲まれた小上がりのオープンルームや、決定のスピードを速めるための立ち会議室もある。商談ブース4つと、コーヒーなどが飲めるバーカウンターも用意。

3階は、総務・経理は決められた席が設けてあるが、営業と開発スタッフは自由な席で誰とでもつながることができるフリーアドレスのオフィス。集中したい時は専用のワークスペースが作れる個室を設置。1階床面積648㎡、総延床面積1千870㎡。

▽住所=〒366―0824 埼玉県深谷市西島2の12の1
▽TEL=048―571―4121