“店で買う”は少数派?

トイザラスが米国内の全店舗を閉鎖し事業を清算する。インターネット通販の台頭で消費者の店舗離れが進み経営再建が困難と判断した、と報じられた

▼トイザラスと聞いて思い出すのは、日本トイザらスの設立(89年)と1号店出店時(91年)のこと。小売外資の日本進出は黒船来襲と騒がれ大きな話題となった

▼日本のトイザらスは大規模小売店舗法(大店法)にも影響を与えた。日米構造協議に関連し、大型店の出店調整期間の上限が1年半にされ、94年には“トイザらス協議”と言われた1千m2未満の出店を原則自由とするなどの改正が行われる。大店法は00年に廃止され、その後、出店競争が激化し、地方商店街は衰退の道をたどる

▼「食品でも個体差のないもの、目利きの必要のないもの、加工食品など誰が店で選んでも同じようなものはEC化が進行するだろう」(ネット通販関係者)。今やネット通販大手は生鮮分野にも進出し始めた。ラストワンマイルなど物流の問題は残るが、「店で買う」というスタイルは意外に早く“少数派”になるのかも知れない。