広川が春の見本市 地域“超密着”姿勢示す

広川は7日、広島市中小企業会館で春の見本市を開いた。メーカー165社が協賛し、得意先250社・450人が来場した。

「地域超密着宣言!地域に“わ”と潤いを」を掲げた今回、地元・尾道の商材を集めたコーナーでは、炭酸や牛乳で割ったいちじく酢「無花果酢いーと」(尾道造酢)、納豆専用のしそ昆布佃煮(川原食品)、アレルギー対応食品として注目される「べにふうき」のティーパックと緑茶粉末(上野屋本舗)などを試食を通して紹介した。

また、グループのヒロカワフーズが昨年発売した豆腐は豆乳濃度を高めてリニューアル。新たに発売した絹豆腐とともに並べた。さらに、瀬戸内で栽培する杜仲茶「海賊茶」を使ったオリジナルのチョコレートを新商品として紹介するなど、地産品や自社開発商品のアピールに力を入れた。

このほか、八朔やデコポンといった尾道の柑橘類、業務用を扱う食材支店のゾーンでは、ブランド肉の広島熟成どりなど生鮮においても地域の食材を揃え、地域問屋としての姿勢を強く示した。

廣川雄一社長は「四季に合わせ、売れる商材をタイムリーに提案する。ただ売るのではなく、きちんと話をしながら、それぞれの商品が持つ物語を売場や食卓に届けるという気持ちが大事。これからも地域の食材を発掘し、その価値を認めてもらうような営業を進めていきたい」と話していた。谷尻豊伸専務に今期の進捗状況などを聞いた。

○…今期の売上高は若干のプラスで推移している。柑橘類や塩干なども貢献しており、今回紹介した豆腐やチョコレートなど自社開発の商品も徐々に増えている。高齢化が進み買い物難民が増えている状況の中、地域の店でワンストップショッピングに貢献するため、いろいろな分野の商品を供給できるようにしていきたい。

今年の夏までに中間加工場の開設を目指しており、店の人手不足にも貢献しながら、地域にとって必要な問屋であり続ける。