世界食品安全会議2018 食品安全の最新情報を講演 議論の中心は「官民連携」

食品安全マネジメントの管理を通してフードサプライチェーン全体の安全性向上に取り組む「世界食品安全イニシアチブ(GFSI)」(マイク・ローバック取締役会会長、カーギル社副社長)は5日から8日まで、都内ホテルで「世界食品安全会議2018」を開催し、過去最大規模の52か国から1千200人以上の代表者が出席。官民連携など食品安全に関する重点課題やトレンドなどについて議論した。

政府と民間が協同し、食品安全を向上させるためのリーダーシップをとることが重要との判断から、各国の食品安全に関する最新情報が講演され、日本からは岡田元也イオン社長 グループCEOが日本の新鮮な生鮮食材を用いた伝統的な日本料理を世界に展開する上での課題について、ケン・テリオコストコジャパン日本支社長がサプライヤーのための製品品質および食品安全システムの継続的改善について、味の素の西井孝明社長が持続可能性や環境・社会的課題を事業の最優先に取り組む手法について講演した。

政府と企業間の会合でも官民連携がテーマになり、ローバック会長や横田美香農林水産省食料産業局食品企業行動室長らが議長を務め、官民が食品安全に関して協力するための最新の機会について議論した。

会議の中で行われた記者会見で、ローバック会長は「政府と企業間の会合は非常に有意義であり、官民の連携が深化している」と指摘した。一方、横田室長は「行政と民間がこれほど率直に意見交換をした例は今までになく、多くの論点が指摘され大変有意義だった。国によってさまざまな議論があり、日本でもその規制や仕組みを見直している最中であり、より安全で合理的な仕組みとして海外からも評価されるようにしたい」など会合に参加しての感想を述べた。