大塚製薬 骨と肌に「エクエル」 女性の健康に複数の機能価値

豆腐や納豆などに含まれる大豆イソフラボンが腸内細菌で変換されることで生まれるエクオール。このエクオールには、エストロゲンによく似た働きがあり、更年期症状を和らげるほか、メタボ・骨粗しょうの予防につながり、シワの深さが浅くなるなど肌にも作用する。

ただ日本女性医学学会雑誌によると、大豆由来成分であるエクオールを作る腸内細菌を持つのは日本人女性全体では約半分で、若年女性だけを見ると2割程度しかエクオールを作れないという報告もあるという。

井上眞常務(大塚製薬)
井上眞常務(大塚製薬)

大塚製薬が世界初の乳酸菌を発見して開発した「エクエル」は、エクオールを誰もが手軽に摂取できる革新的な製品。2月27日、新製品「エクエル ジュレ」の発表会で井上眞常務取締役ニュートラシューティカルズ事業担当は健康事業のこだわりの1つに“事実に裏付けされたデータ”を挙げ「女性の健康というテーマで、エクオールの研究に18年、『エクエル』発売3年を合わせると41本の論文投稿とヒト試験にこだわった研究を続けている」と語った。

エクオールと「エクエル」の認知拡大を図るべく、同社運営の女性のための情報サイト「更年期ラボ」と「エクオールライフ」を開設し出張セミナーも開催している。この日の発表会でも、メディアに向けてイーク表参道の高尾美穂副院長らが講演を行った。

高尾副院長はエストロゲンについて「初めて生理がくる12歳くらいから生理がなくなる50歳くらいの約38年間の期間限定で働くのが卵巣。この卵巣から出される女性ホルモンで一番大切なエストロゲンは女性らしさのホルモンで肌や髪の毛にいい影響を及ぼすほか、コレステロール値の低下や骨を強く保つ働きがある」と述べた。

大塚製薬佐賀栄養製品研究所の上野友美氏は、エクオールの深いシワへの作用について「口から摂ることで血管を通して肌の内側から作用していることになる」と説明した。

4月3日にドラッグストアと同社通販で新発売される「エクエル ジュレ」はエクオールをはじめコラーゲン、カルシウムなどを配合した100gのゼリー飲料で「健康を支える内側からの美しさである骨と見た目・気持ちを豊かにする美容に着目して開発した」(製品部エクエル ジュレ担当の海出智子氏)。

女性の活躍推進法が施行されたことで法人需要も狙う。出張セミナーを実施しているほか、婦人科医師監修のニュースレターも配信している。「福利厚生から『エクエル』をご購入いただいている企業さまも増えている」(大塚製薬女性の健康推進プロジェクトリーダーの西山和枝氏)という。

薬剤師に向けては、大塚ヘルシーエイジング養成プログラム「OATHAS(オーザス)」を提供。これは女性の健康をテーマに掲げ「薬剤師には、医療用医薬品を処方するだけではなく、病気になる前に食品や大衆薬を勧めて病気にならないようにする役割が課せられており、そういった中で勉強していただく」ものとなっている。