「セブンカフェ」刷新 “一口で分かる変化”求め 豆増量でコク深める

セブン―イレブンはセルフ式コーヒー「セブンカフェ」を大幅刷新。3月上旬から全国で展開する。

セブンカフェは13年1月の販売開始以来、この2月で累計販売数が39億杯、今年度の年間販売数は10億杯を突破する見込み。

発売以来の大幅リニューアルだという今回は、香りとコクを追求して豆のブレンドを変更したほか、焙煎方法を2種類から3種類に増やした“トリプル焙煎法”を採用。また1杯当たりの豆使用量を約1割増量し、蒸らし時間もやや長くすることで、よりコクのある味わいに進化した。

CVSコーヒーの普及以来、日本国内のコーヒー豆消費量は拡大し、昨年は5年前と比較して約1割増の47.2万t。中でもセブンカフェは単一ブランドとして“日本一売れているコーヒー”だ。

「コーヒーへの嗜好が年々深まっており、たくさんのお客さまがコーヒーについて蘊蓄を語れる状況。セブンカフェがそれに一石を投じることになったと思う。セブン―イレブンが2万店に到達した今、もう一段階上質なものに変えることには意義がある」(商品本部FF・惣菜部総括マネジャー高橋広隆氏)。

嗜好品のため、味が変わることでユーザー離れが起こる可能性も考えたというが、ヘビーユーザーによる試飲も重ねて味への確信を深めた。「『変わった』とひと口で分かる変化を求め、嗜好のレベルではなく(豆を増やすことで)シンプルに対応した」(高橋氏)。18年度は前年比1億杯増の11億杯を販売する計画で、累計50億杯の達成を目指す。