伊藤園 野菜飲料に「青汁」で新機軸 原料、製法、容器で技術革新

野菜・果実ミックス飲料のパイオニア「充実野菜」や、一日分の野菜が取れる「1日分の野菜」において、「イノベーションの歴史」(山口哲生マーケティング3部、野菜・果汁・ギフトブランドマネージャー)により野菜飲料市場で存在感を保ってきた伊藤園が、今年は青汁にイノベーションを刻む。

山口哲生マネージャー(伊藤園)
山口哲生マネージャー(伊藤園)
若年層への浸透や仕事中など飲用シーンの拡大などを背景に、過去5年で30%増を記録した青汁市場。従来の「粉末」形態、「通販」業態から、「伊藤園が牽引し飲料と店頭販売が大きく伸長した」。直近では小売ベースで1千50億円と野菜飲料に迫る勢いを保っており、「今後も極めて注目されるマーケット」とみている。

2012年9月にRTDの「毎日1杯の青汁」発売からスタートした伊藤園の青汁事業。その後、粉末、無糖を展開し、16年に「ごくごく飲める毎日1杯の青汁」を開発して新規ユーザーを獲得。試飲会や店頭販促などにより認知を高めてきた結果、昨年、量販店で青汁飲料ナンバーワンのシェアに到達した。この背景には国産原料の大麦若葉使用や超微粉末で粉っぽさを解消、緑色を保つナチュラルグリーン製法など革新的な取り組みがあった。

今年は、新たなイノベーションとして超微粉砕した大麦若葉粉末に加えて、独自原料の「大麦若葉汁」を使用した「ごくごく飲める毎日1杯の青汁」(350gPET)をリニューアル発売。お茶のようにごくごく飲める新感覚ライト飲料として若年層や未経験者層、トライアル層など新規ユーザーを取り込む。また、牛乳や豆乳などと混ぜても飲める「毎日1杯の青汁無糖」を900gPETで投入し、大型容器にチャレンジして家庭内需要を喚起する。

(1月29日付本紙より一部抜粋)