ローソン 実験店から「ロカボ」発信 働く人に健康メニュー 全国展開も

“マチの健康ステーション”を企業スローガンに掲げるローソンは、今年も健康戦略を加速させる。16日から東京・丸の内の三菱商事ビル1階に、期間限定店舗「ローソン エムシーフォレスト店」をオープン。2月24日にかけて健康セットメニュー販売の実証実験を実施している。

今回、同社が働く人々に向けて販売するのは、糖質量を抑えてたんぱく質をしっかりとることなどを中心に健康寿命延伸を目指す“攻めの健康食”。食・楽・健康協会代表理事で北里大学北里研究所病院糖尿病センター長の山田悟医師監修によるローソン商品から選んだメニューだ。

また、「ナチュラルローソン」商品をはじめとした健康商品も各種取り揃えたほか、糖質量を分かりやすく記載した商品には糖質に配慮していることを伝える「ロカボマーク」を表示。管理栄養士の資格を持つ店長が駐在し、健康や栄養に関する相談も受け付ける。

「日本の平均寿命は世界1位。ただ、健康寿命との差がまだある。これを縮めて健康寿命を全うするためには、日々の食生活が大切。健康関連の商品やメニューを、忙しく働く方々にこの店舗を発信拠点に提案していきたい」(竹増貞信社長)。

朝はライ麦パン使用のミックスサンドと、ナチュラルローソンのグリーンスムージーに味付き卵。重要な会議を控えたランチには、蒸し鶏のサラダにブランのバタースティックとカフェラテ。仕事帰りに皇居ランを楽しむ人に向けて、ご飯の代わりにカリフラワーを使ったキーマカレーと「からあげクン」――など、具体的な行動シーンを想定したメニューを開発。割引販売やメニュー改善も行いながら、全国への展開を検討していく。

AGEsの測定体験も
また、糖質から生成される老化物質「AGEs」を指先で測定できる機器を店内で体験できるほか、摂取糖質量を管理できるアプリも提供し、日々の食生活をサポートする。

糖質量を抑えた食生活「ロカボ」を提唱する山田医師は、ローソンの低糖質パン「ブランパン」などを糖尿病患者の食事としても推奨しているという。山田氏は「ローソンのようにロカボ商品を扱う企業にとっては、消費者を健康にしながら利潤を得られ、消費者はおいしいものを食べて健康になれる。そして社会全体で医療費を削減できるという三方良しこそが『ロカボ』だ」として、おいしく楽しく食べて健康になれるメニューの発信に期待を寄せた。

ローソンでは、健康関連商品の売上げは年々拡大。17年度には食品売上高全体の3割近い3千億円となる見込みで、19年度に3千800億円の目標を掲げている。