コーヒー 環境激変し新局面へ “外への持ち運び”に深耕余地

コーヒー市場は17年の成長鈍化を経て新局面を迎える。17年1―10月のコーヒー消費量は前年同期比1.3%減。16年までの4年連続成長の反動のほか、天候不順や10月の総選挙といった不可抗力な要素を考慮すると善戦した年ととらえることもできる。再活性化には、朝食メニューの簡便化やコンビニの中食強化、働き方改革による外食カフェのオフィス化などといった激変する外部環境へのいち早い対応がポイントになる。

コーヒー市場の中でも家庭用市場の活性化が課題となる。共働き世帯の増加による家庭で過ごす時間の短縮化や働き方改革による早朝出勤の奨励で、コーヒーの飲用機会が家庭内からオフィスを中心とする家庭外にシフトしている可能性がある。

このことから、味の素AGF社が打ち出した戦略のように、家庭にある小売商品を家庭外に持っていく仕組みづくりが活性化への一手となりそうだ。

事実、昨年の市場を振り返ると、一杯抽出型レギュラーコーヒー(RC)やスティックコーヒーといった持ち運びが可能な個包装・パーソナル商品が引き続き拡大し、今後も成長が見込まれる。

(1月12日付本紙より一部抜粋)