コーヒーなど嗜好飲料 「僕は嫌だ」の気概で成長の年に 重複した価値創出がカギ

嗜好飲料市場 市況

コーヒー、紅茶、ココアなどアルコール飲料を除く嗜好飲料市場は、10日から冬型の気圧配置が強まり最需要期の真っただ中にある。昨年を振り返ると、16年までの成長が反動となるなど、いくつかの要因から全体的に踊り場の年となった。

16年に4年連続の過去最高を記録したコーヒー消費量は昨年、全国的な天候不順に加えてカフェイン中毒報道や10月の総選挙が痛手となり1―10月で前年同期比1.3%減。紅茶は輸入量が1―11月で4.8%増となったものの消費量は1―12月で2.6%減となった。ココアは16年10月に放映したテレビ番組でむくみ腸を改善するとして“しょうがココア”が紹介されたことで市場が活性化。これに健康志向の高まりによるハイカカオブームも追い風となり前半は好調。11月以降はテレビ効果で急伸した16年の反動でマイナスに転じるも新規ユーザーを獲得し上昇基調にある。

嗜好飲料全般が踊り場から脱するには「僕は嫌だ」の気概を持って従来のやり方を見直し、時には非連続の成長に挑むことも必要だと考える。

(1月12付本紙「新春飲料特集」より一部抜粋)