第52回大阪食品業界 新春名刺交換会 変化とらえ将来につながる年へ

第52回大阪食品業界 新春名刺交換会

地域に新たな活力を

今年で52回目を迎える新春恒例の「大阪食品業界 新春名刺交換会」が5日、大阪市の太閤園で開催された。日本加工食品卸協会近畿支部、大阪府食品卸同業会、食品新聞社の共催。近畿圏の卸やメーカーのトップを中心に178社、550人が集った。

冒頭、あいさつに立った金井順一食品新聞社社長は「今後は『標準一本鎗』でくくり切れなくなった。新しい世帯や個人が一定のボリュームを占め、サービスにも新たな芽吹きが起ころうとしている。価格競争とは一線を画した質の向上が一層重要になる。ここ大阪でも変革の風をとらえ、地域に新たな価値と活力を芽吹かせる企業が多数現れることを願っている」と述べた。

続いて主催者を代表し、髙垣晴雄日本加工食品卸協会近畿支部長(伊藤忠食品社長)が「さまざまな変化を業界全体でも、そして各企業でもとらえられ、次につながる素晴らしい1年になるよう、われわれも協会活動を推進していきたい」と話した。

来賓のあいさつに立った新井毅近畿農政局局長は、食品産業の発展に関する農政改革として5つの取り組みを披露した(2面に掲載)。

乾杯には井上寿夫ハウス食品大阪支店長が登壇し「人口減の時代で一番大切にしなければならないのはイノベーションだという記事を読んだ。イノベーションとは価値の次元が変わるということ。世界で最初に人口減を経験する日本はその後、世界で起こるだろうマーケットの変化、課題解決に対して時間的猶予がもらえるということだ。将来に向けて新しい知識を蓄え、新しい価値をともに生み出し、イノベーションにつなげていけば2018年は将来に向けて輝かしい明るい1年につながる年になると信じている」と力強く発声した。

中締めは魚住直之大阪府食品卸同業会会長(伊藤忠食品西日本営業本部長)が「昨年、日本に外国人観光客は2千600万人来られ、そのうち大阪には1千万人弱が訪れた。それを新たなビジネスチャンスととらえ、皆さんとともに売上げ・利益につなげていきたい」と締めくくった。

髙垣日本加工食品卸協会近畿支部長の話 

昨年を振り返ると業種・業態を超えた競争の激化、各企業の新しいビジネスへの取り組みなど、今後の流通業界の方向性を占う意味でも象徴的な出来事が起こった。世界的な経済成長やそれに伴う外需、国内においても東京オリンピック・パラリンピックへの設備投資、インバウンドによる内需などがあり日本の経済成長も期待されている。直接・間接を問わず国内外には懸念もあるが、一丸となり業界にとって明るい1年としたい。

政府が推進している働き方改革や人づくり革命、生産性革命で労働環境に大きな変化が起こっている。ネットビジネスのますますの台頭とリアル店舗における商品、サービスの拡充で消費や競争環境も大きく変わった。また、消費者志向の多様化や、消費増税が予定されている前年ということもあり消費環境が大きく変わっていくことが予想される。さまざまな変化を業界全体でも、各企業でもとらえられ、次につながる素晴らしい1年になるよう、われわれも協会活動を推進していきたい。

広島でも新春名刺交換会 280人が参集

広島でも5日、ANAクラウンプラザホテル広島で「第44回広島地区食品業界新春名刺交換会」が開かれ、業界関係者280人が集まった。

主催者の食品新聞社、金井順一社長が「新たな価値や、価格競争とは一線を画した質の高いサービスを提供することが一層重要になっている」と強調、参加者とともに業界のさらなる発展を誓った。