正常なコスト転嫁を 酒類食料品業懇話会賀詞

酒類・食品メーカーならびに卸で構成される酒類食料品業懇話会は5日、東京のロイヤルパークホテルで恒例の新年賀詞交歓会を開催した。出席者は会員各社のトップ層ら261社約900人で、東日本地区の業界新年会としては最大規模。

同会会長の國分勘兵衛氏(国分グループ本社会長)はこの中であいさつし、今年の業界共通の懸念事項として労働力不足や原資材・燃料の値上がりによるコスト上昇問題を指摘。「コストセービングももちろん大切だが、吸収できないコストについては転嫁が必要だ。(製配販の)誰かが我慢したり、我慢させられれば、結局そのツケは消費者に及んでしまう」と述べ、経済の好循環を具現化していくためにも、業界として正常なコスト転嫁に取り組むべきだとの考えを示した。

続いて会場の年男を代表し、アサヒビール常務営業本部長・黒木誠也氏が「昨年は商売繁盛の酉年。続く戌年は収穫の後のアフターフォローの年と言われる。われわれの業界に当てはめて言うと、昨年の酒税法改正で整備された健全な業界発展の基盤を盤石にし、価格競争とは違った新しい競争軸を確立する年ということになる」と公正取引への強い意欲を示し、乾杯の発声を行った。