簡便ニーズ対応も「進化」を

鍋つゆが順調に推移している。2015年度、16年度は気温高と野菜高のダブルパンチの影響で苦戦を強いられた。しかし、今年度は気温や食材価格のマイナス影響が見られず、市場全体が復調している。さらに需要が広がる年末年始から大寒にかけても順調な動きが期待できる

▼調味料のカテゴリーを見ると、メニュー専用タイプを中心に簡便調味料の提案を強化する動きが続いている。しかし、簡便調味料全体としては、市場の拡大がますます難しくなってきていることは否めない

▼簡便調理ニーズが広がる中で、「簡便」はもはや当たり前だ。サブカテゴリーにもよるが、惣菜を含む調理済み食品が広がる中で、簡便調味料に求められる「簡便」のハードルがますます高くなっていることは間違いないだろう

▼「簡便」を前提に、どのような付加価値を付けるかが焦点だ。鍋つゆの場合、新しい味の提案、新しい食シーンの提案が奏功していると考えられる。「おいしさ」か、「健康」か、「さらなる簡便」か。簡便調理ニーズへの対応についても、さらなる進化が必要になってきている。