冷凍コロッケのサンマルコ食品 恵庭工場でライン増設 「原料に強い」打ち出す

サンマルコ食品 冷凍コロッケ

サンマルコ食品は恵庭工場の冷凍コロッケの生産ラインを現在の4から6に増設する予定で、18年に着工、19年後半に完成させる予定だ。「原料に強いメーカー」(藤井幸一社長)を打ち出し、高品質原料を安定的に確保できることが強みだ。

同社は冷凍コロッケのメーカーとして知られ、構成比の8割以上を業務用として展開する。恵庭工場は量産型で、売上金額の4割以上、重量ベースでは5割以上を生産。津別工場と並ぶ基幹工場だ。

恵庭工場では1日当たり最大100万個のコロッケ製造が可能。主な販売先は量販やCVSで、OEMも製造している。

原料となる男しゃくいもはJAようていの貯蔵庫から毎日運ばれる。一部を除き北海道産の原料を使い、同工場内ですべての下処理が行われる。

昨年の台風で道内の原料は被害を受けたが、羊蹄産は1割減にとどまり、必要量を確保、生産調整は行わなかったという。

課題は人手不足だ。採用状況も厳しいというが、「全従業員の物心両面の豊かさを追求」を掲げて働き方改革も進め、自動化も検討するものの、包装工程の一部ではロボットよりも熟練者の方が早いという。今後も無駄を省き生産性向上に努める考えだ。

同社の16年売上げは102億円、今年も同程度を見込む。中食形態が伸長しており、地域向けでは東京向けが半分以上を占める。