九州酒類 強み生かした展開に期待 メーカー各社に聞く

近年の国内市場における酒類消費量はRTD(Ready To Drink)と呼ばれる低アルコール類やワイン・ウイスキーなどの洋酒が増加傾向にあるが、かつてブームに乗って酒類業界全体を牽引してきた焼酎や清酒などは消費者嗜好の多様化(若者の酒離れや老齢人口の増加など)に伴う消費量低下の影響を受けておおむね低空飛行を続けている。

しかしながら6月1日からの改正酒税法施行に伴い「公正な取引の基準」が明確化されたことで、原価に適正な販管費と利潤をプラスした価格設定を主導する体制にシフト。いまだ価格是正は一進一退の状況で推移しているものの、徐々に採算を度外視した低価格販売が規制される状況に変わってきているだけに、各酒造メーカーにとって価格競争の消耗戦から脱却し適正な利益確保できる情勢への期待感が表れ始めている。

今回は「酒処」といわれ、焼酎を中心に豊富なアイテム数や品揃えを誇る九州エリアの中でも「焼酎処」として広く知られる宮崎・鹿児島の酒造メーカーの現況についてフォーカスすべく、「九州酒類特集」として取り上げた。各主要酒造メーカーの主力商品の近況や展望をお届けする。

(12月1日付本紙「九州酒類特集」より一部抜粋)