佃煮・おせち 大きな伸びは難しいが、落ち込みもなく安定傾向

東武百貨店(年末 おせち商戦)
東武百貨店(年末 おせち商戦)

年末のおせち商戦に向けて、メーカー・流通は最終の詰め作業に入っている。正月の風景が多様化し、おせちの位置付けは大きく変わってきたが、約8割が何らかの形でおせちを楽しむとされ、和日配の最大イベントに変わりはない。

黒豆や栗きんとんに代表される単品おせちはアイテムの集約化が進んでいるが、主力品はこの数年安定した実績を維持しており、今シーズンも売れ筋アイテムを中心とした展開が予想される。市場拡大を続けてきた重詰も踊り場にさしかかっているが、洋風おせちや少量タイプなどアイテムの多様化が加速している。

一方、製造・物流・販売の現場では人手不足や原料難によるコストアップが深刻化しており、おせち文化を支えるメーカーを取り巻く環境は年々厳しさを増している。

(11月10日付紙面から一部抜粋)