エム・シー・フーズ創業100周年 三菱商事グループの総合力強化

手代木和人社長(エム・シー・フーズ)
手代木和人社長(エム・シー・フーズ)

三菱商事グループのエム・シー・フーズは9月末に事業再編を完了し、10月1日付で同社全株式が三菱商事から同じ三菱商事グループの三菱食品へ譲渡された。

16年5月、三菱商事は、コーヒー、ココア、ナッツなどで世界的なシェアが高いオラム・インターナショナル(オラム社)と合弁会社・MCアグリアライアンス(MCAA)を設立。

MCAAにエム・シー・フーズのコーヒー生豆とココアパウダーの取引業務を移管し、コーヒー焙煎豆取引はグループ会社のアートコーヒーが承継した。同時に、コーヒー事業が主力業務であったエム・シー・フーズ西日本支店(大阪)を閉鎖した。

エム・シー・フーズは茶類取引において、静岡県の自社工場(朝日茶業)を閉鎖する一方、ファブレス化した上で事業を継続。原料調達、製品開発、製造管理、品質管理を行う静岡事務所を新たに設立し、同県内の提携工場で原料・製品の委託製造を行う。

これによりエム・シー・フーズは、ともに100年の歴史を有するコーヒー事業・茶類事業を再編する一方、新たに三菱商事から果汁およびチーズの輸入・調達事業の移管を受けた。

その上、三菱食品の傘下に入ったことで、「マブロック紅茶」に代表される茶製品に加え、三菱商事から移管された輸入チーズ、自社開発の飲料製品などの拡売も期待される

取材に応じたエム・シー・フーズの手代木和人社長は「今後は三菱商事から移管を受けた輸入調達力と三菱食品の持つ小売業等へのパイプを最大限活用できる体制が整う。ここ数年注力してきた品質保証、スペシャリストによる商品開発・提案力をさらに強化し、生活者の顔の見えるBtoC・家庭用の領域がさらに広がるものと期待している」と語った。

(11月8日付本紙より一部抜粋)