カルビー 新宿に菓子のセレクトショップ 松本会長「パイを大きく」

カルビーは日本の菓子を楽しめるYesterday’s tomorrow(イエスタディズ・トゥモロー)を10月28日、ルミネエスト新宿B1にオープンした。Yesterday’s tomorrowは、日本の流通菓子メーカーならではの視点で編集した店。“子供のころから親しんだお菓子””今でも食べたくなる地元のお菓子”をコンセプトに全国各地から集めた。

JR東日本出身の鎌田由美子上級執行役員は「略してイエトモは、地方とお菓子の接点の場をもっともっと作りたいと出店することになった。お菓子メーカーの垣根を越えて一堂に会することが初めての試み」と背景を説明した。ネーミング&アートディレクションは佐藤卓氏。約200種の個包装菓子について、量り売りした商品(1g3円、150円~)でオリジナルギフトが作れる。出来たてキッチンは、ギンビス森永乳業が協力した。今回の取引先は120社。客単価は抱き合わせ購入により800~1千200円を想定する。1日の売上目標は100万円。

松本晃会長兼CEOの話

独自チョイスの菓子が並ぶ売場(Yesterday’s tomorrow)
独自チョイスの菓子が並ぶ売場(Yesterday’s tomorrow)
日本は戦後72年、安全・安心、清潔はいいが、だんだん面白くなくなってきた。ディズニーやUSJなど人が集まるが、ほかはだんだん集まらない。本当は買い物は楽しみながら、ワクワクをエンジョイしてよいもの。

この鎌田さんとそのチームがおもしろいことをやってくれたが、私はいい名前だが短くしろと言っている。マクド、スタバ、キムタクなど短くした方が親しまれるので、結局、みなさんがそう呼んでくれたらいい。私はおもしろいことをやれ、失敗してもいいと言っている。カルビーは今失敗は恐れない。失敗から学べばよい、そういう会社にしたい。

カルビーに限らず20世紀後半から消費者視点である。消費者視点で社員も皆考えていく訓練をしていかないと、21世紀でビジネスで成功することはない。カルビーは湖池屋さんが競争相手だが、湖池屋さんが出したいと言えば出したらいい。お菓子はほとんどパイが大きくなっていない。パイを大きくすることがこれからのビジネスと考えている。

1兆円目標のうち半分は国内、半分は海外とざっくり考えている。5千億円のうち半分はスナックでそれほど難しくない。フルグラなど朝食で1千億円ぐらい。残りをBtoCなどのビジネスを含めて考えている。