伊藤ハム 業務用商談会始まる 得意先の課題解決に力

伊藤ハムは19、20日の西宮工場を皮切りに、全国10か所で「2017年秋の業務用商談会」を開催している。外食チェーンやベーカリーショップなど10会場で得意先約1千940人の来場を見込んでいる。今回、展示されたアイテム数は新商品20品、リニューアル品23品、既存品88品。

今商談会では外食中食市場の課題である人口減少や人手不足に対し、

①ターゲット層の広がり
②機能性・健康キーワード
③オペレーション課題解決・調理の外部化
④家庭調理の見えない外部化
⑤中食に外食品質の価値・外食品質の拡大
⑥価値基準の変化・ビジュアルの価値

――の6つのキーワードをもとに提案を行っている。

来場した得意先から特に注目が高い「オペレーション課題解決・調理の外部化」に向けては、完全調理済み商品や半調理済み商品、セントラルキッチン化対応、ロス削減の提案を行い、店舗での作業を省きながら、専門店の味を提供できる商品などを揃えた。

「萌え断サンド」例
「萌え断サンド」例
また、関心が高まる「ビジュアルの価値」はトレンドである「萌え断サンド」向けに薄切りシリーズのラインアップを強化。SNSの普及により、見た目の美しさや驚きなどビジュアルにおカネを支払う新たな価値観に向けた提案も行っている。

春名公喜加工食品事業本部事業戦略統括部長・マーケティング部長は同社の業務用市場について次のように話した。

「上期を終え、家庭用は計画通り順調に推移した。一方、業務用は前年をクリアしているが、計画に対し5%ほど進捗が遅れている。CVSの統合など、新しい環境の変化に向けた対応が遅れたことなどが要因として挙げられる。外食は昨年から定番商品への取り組みを強化。春からの数字も安定している。この商談会でも、お客さまの企業課題解決、メニューの価値を上げる提案を引き続き行っていく」