パスタに“キャラメリゼ”? 驚きと感動で間口拡大に挑戦 日清食品冷凍

「誰がいつ(冷凍食品or冷食)を食べるかを考えながら商品開発を進め、冷食市場の間口拡大にチャレンジしていく」(山下健一日清食品冷凍マーケティング部部長)との考えを具現化したチャレンジングな商品が登場する。日清食品冷凍が冬季新商品として11月1日から数量限定発売する「冷凍 日清スパ王プレミアム カルボナーラ★キャラメリゼ」と「冷凍 日清とろみ際立つ濃厚辛味噌ラーメン」(オープン価格)がそれだ。

今回投入する季節商品2品は、パスタで冬のパーティーシーンを盛り上げ、ラーメンでは冬ならではの体の芯から温まる辛味メニューを提案していく。

「冷凍 日清スパ王プレミアム カルボナーラ★キャラメリゼ」は、その名の通りパスタの定番メニューであるカルボナーラに別添キャラメリゼソースをかけて仕上げるというもの。「キャラメリゼのソースを上からかけ、仕上げる楽しさ、食べる楽しさ、ワクワク感を訴求した」(石川和之マーケティング部第3グループプロダクトマネージャー)というように、パスタとキャラメリゼソースという驚きの組み合わせで新しいおいしさを提案するとともに、インスタ映えも意識した。チョコペンアーティストの汐口徳子さんがキャラメリゼソースでアートを描くスペシャルムービーをユーチューブ内のTrueView(動画広告)で拡散し、ブランド認知と需要喚起を狙う。

「冬にお客さまの身も心も温まるようなドロッとしたトロミが売りのラーメンに挑戦する」(三島健悟マーケティング部第1グループプロダクトマネージャー)という狙いで開発した「冷凍 日清とろみ際立つ濃厚辛味噌ラーメン」は、「たまにはガッツリ食べたい」という20~30代女性がターゲット。

最大の特徴は「レンジでチンして、お湯を注いで混ぜるだけ」という簡便性。麺の上に濃縮スープを直接かけて凍らせているので、麺を電子レンジで加熱した後、湯を注いで混ぜるだけという新しい調理スタイルを実現。注ぐ湯の量を調節することで、超濃厚スープから辛味を抑えたあっさりスープ、さらには“汁なし”まで、好みの味が楽しめる設計だ。

今上期(4~9月)を前年同期比106~107%で折り返した同社。ラーメン、パスタが2ケタ増と牽引しているが、春夏秋冬で投入する季節商品の狙いについて山下部長は「シーズナリティの少ない冷凍食品(売場)の活性化」「日清食品冷凍ブランドユーザーとの(商品を通じた)絆づくり」「テストマーケティング」の3点を挙げ、今後も季節商品を積極展開することで売場を活性化、冷食の間口拡大に挑戦していく考えを明らかにした。