アマゾン 酒類事業2年で2.7倍 限定バーで認知拡大狙う

(左から)鈴木亘部長、別所哲也さん、三船美佳さん、前田宏本部長(19日の発表会で) - アマゾンバー
(左から)鈴木亘部長、別所哲也さん、三船美佳さん、前田宏本部長(19日の発表会で) - アマゾンバー

アマゾンジャパンは酒類事業の認知拡大などを狙い、東京・銀座に20~29日の10日間限定で「アマゾンバー」を開設している。

同社はWeb上の「お酒ストア」を14年4月にオープン。ビール、日本酒、ワイン、焼酎、梅酒、RTD、洋酒、リキュールやノンアルコール飲料まで取り揃えて運営し、昨年売上げは14年比2・7倍と伸長中だ。

15年には低温倉庫を導入し保冷配送サービスを開始、16年にはアマゾンソムリエサービスや6か国からの直輸入、同社限定ボジョレ・ヌーボー発売などを行った。

今年は「アマゾンダッシュボタン」に酒類を追加、人気清酒「獺祭」の取り扱い開始、「定期おトク便」も始まるなど事業形態も拡大しており、事業全体中の規模はまだ小さいものの、成長著しいカテゴリーと位置付けている。特にワイン、日本酒はネット上で販売する機会が少ないブランドも多く揃えている。

米国では州ごとに酒税が異なるため州を越えた展開は難しく日本独自の取り組みだ。品揃えに重点を置いて展開し、「世の中のおいしいお酒すべてが対象」(前田宏バイスプレジデント消費財事業統括本部長)という。

ただ、ECでの酒類購入者はまだ少なく、パック、ケースなどはホームセンターなどでの購入が多いといい、同社酒類事業の認知度も低いが、「知ってもらえれば喜んでいただける」(鈴木亘酒類事業部長)とみて、限定バーで認知拡大を図りたい考えだ。

バーでは豊富な品揃えを空間で表現し約5千本を壁一面に展示。未発売商品の試飲会など日替わりイベントも開かれる。店舗の継続などは考えていないという。

「メニューがないバー」を掲げ、注文用端末でカテゴリーを選び、”今の気分”を6つの質問で答えると、合った商品がお薦めされる。また普段は電話やメールでの問い合わせに対応するアマゾンソムリエが、ワイン選びの直接相談にも応じる。

19日に開かれた発表会には俳優の別所哲也さん、三船美佳さんが招かれ注文などを体験した。