新業態「上島珈琲店No.11」 喫茶店文化に原点回帰

ユーシーシーフードサービスシステムズ(UFS)が1日オープンした「上島珈琲店№11」(東京都港区新橋6の1の11・Daiwa御成門ビル1F)は、昔からの日本の喫茶文化への原点回帰を図った新コンセプトショップで、コーヒーを軸足に同店ならではの新たな価値体験の提供を志向している。

店名の「№11」には10点満点のコミュニケーションを超えたいとの思いが込められ、来店客と向き合った接客を重視し、すべてのコーヒーをハンドドリップで抽出している。

上島珈琲店の看板メニューである「黒糖ミルク珈琲」も、同店ではマシンによるダブルネルドリップ抽出ではなく、2段階式ハンドドリップを採用。これにより、香り高くコクのあるコーヒーを抽出し、エスプレッソとは異なるクリアな味わいで、口当たりのよいミルクコーヒーに仕立てている。ミルクコーヒーメニューの中には同店限定の「極(きわみ)黒糖ミルク珈琲」も用意している。

ドリップコーヒーはコロンビア、ブラジル、グアテマラ、エチオピアのシングルオリジンコーヒーとブレンドの計5種類を用意し、各種で深煎りか浅煎りかが選べるため、10通りの組み合わせの中から選べるようになっている。

各種とも浅煎り、深煎りの両方で独特の甘さが感じられるのが特徴で、浅煎りではフルーティーな甘さ、深煎りではキャラメルのようなコクのある甘さが感じられるようになっている。ホットコーヒーは途中でテイクアウトできるようすべて紙カップで提供している。

フードメニューも同社初の試みとして、オリーブオイルをベースに焙煎したコーヒー豆やナッツ、スパイスなどを混ぜた調味料「コーヒーオイル」をさまざまな形で活用。コーヒーとスパイスで味付けした「スパイシーチキンと赤い野菜のサンド」などのメニューを取り揃えている。

店内はフロア中央に七角形のアイランドカウンターを設置。ここで熟練のスタッフがコーヒーを抽出し、テーブル席からもその様子が見て取れるようにカウンターの高さをあえて低めに設定している。楽しさの提供とともに、来店客に見られることでスタッフのレベルアップも意図した試みだという。

ロゴマークを掲げる上島成介UFS社長(中央㊨)
ロゴマークを掲げる上島成介UFS社長(中央㊨)
ロゴマークの赤円は完熟したコーヒー豆の色とコーヒーに向き合う同社の情熱を表現。多店舗展開は未定。メーンターゲットは喫茶店文化になじみのある60代以上のアクティブシニアを想定している。9月29日の内覧会には上島成介UFS社長も訪れた。