アペックスの自販機 新機種に匠の技 マシンとコーヒー多彩提案

「M-one Café Coffee System」の新機種「CS-1 Lucilla(ルチッラ)」
「M-one Café Coffee System」の新機種「CS-1 Lucilla(ルチッラ)」

アペックスは4日、サプライヤーや自販機設置見込みの新規顧客に向けて東京都江東区の首都圏支社で展示会を開催し、コーヒーの生豆から抽出に至るすべての工程でベストを追求している姿勢をアピールした。同展示会は関東では2回目の開催となる。

ここで初公開されたのは、カフェサーバーシステム「M-one Café Coffee System」の新機種「CS―1 Lucilla(ルチッラ)」。これは外扉・操作化粧枠・抽出口カバーなどの素材を設置先に合わせてカスタマイズできるのが特徴で、外扉は、槌目(銅)・結晶塗装(赤)・地産材ラッピングを用意している。

この中で、槌目は洋食器・金物で有名な燕三条の熟練の技師がさまざまな槌を用いて銅を打ち延ばし打ち縮めたものとなる。一方、地産材ラッピングは東京では多摩産材、栃木県では栃木県産材というように47都道府県の地産材を活用できCSRの一環としてもアピールできそうだ。

間伐材紙カップを使用している同社は、地産材のシートでラッピングした自販機を「自動販売木」と名付けて展開している。

災害対応型カップ自販機もアピール。水の設備が整えば缶・PET自販機と比べ、原材料の確保・運搬が容易で長期にわたり継続的に利用できるのが特徴。また、湯の提供が可能であるためアルファ化米やスープ、カップ麺用の湯、粉ミルクの調整にも適している。使い捨てのカップで授乳も可能となる。現在、全国の病院・市役所などに計300台以上が設置されている。

コーヒー以外では、「ななや」の抹茶ラテが好調。「濃い抹茶ラテ」(ホット・コールド)と「白抹茶ラテ」(同)をラインアップし、抹茶をイメージした緑色のラッピング自販機を展開するなど引き合いが強まっているという。

山崎製パンがRTBアピール

山崎製パンが冷凍パン生地をアピール
山崎製パンが冷凍パン生地をアピール

コーヒー周辺では、山崎製パンが冷凍生地製品のカテゴリー「RTB(Ready To Bake)」などのベーカリーをアピール。RTBは冷凍のまま焼くことができ、人手不足の課題解消につながり得るのが特徴。5年ほど前から味覚が改善されたのを機に浸透し始め、現在100種類以上を取り揃えている。山崎製パンは、1兆8千億円(推定)のパン市場とともに4千200億円(同)の焼きたてパン(冷凍生地)市場に注力。焼きたてパン市場の同社シェアは13%だという。