館林市「百年饂飩」ブランド化 地元小麦で特産品づくり

麺グランプリでは「百年小麦」を前面にアピールして売り込んだ(館林市 百年うどん)
麺グランプリでは「百年小麦」を前面にアピールして売り込んだ(館林市 百年うどん)

「うどんの里」を売り物にしてきた群馬県館林市で「百年饂飩」をブランド化し、地元を盛り上げようという取り組みがスタートした。

この周辺は古くから小麦の産地。この利用策を地元のうどん店などで組織する「麺のまち〈うどんの里館林〉振興会」らが主となって推進してきたが、うどんに最適な小麦粉が完成したことから、これを原料に用いたうどんが誕生した。

小麦の品種は「つるぴかり」。館林が創業地の日清製粉が自社製粉し「百年小麦」と名づけて出荷したが、大手製粉筋が邑楽館林産だけの小規模製粉を手掛けるのは異例だ。

「百年小麦」を30%以上使用する「百年饂飩」は9月30日と10月1日に館林で催した第7回「麺―1グランプリ」の会場で、館林うどん、花山うどんら3店と振興会が多彩なメニューで出店した。盛り上げ効果もあり、いずれにも長蛇の列が続き、上々の手応えを見せた。2日からは市内のうどん店でも自慢のレシピで提供している。

館林うどんの小暮高史社長は「街おこしのためには好ましい。うどん店と麺のメーカー間には粉価や供給量、生産適性などの課題は残るが、館林をより多くの人に麺の里と知ってもらうには特産づくりも欠かせない」としている。

「百年小麦」は100年以上の麦の歴史と100年後までつなぐ意思や日清製粉の100年余の歴史などを込めた。