5千校参加に再挑戦 “だしで味わう和食の日” 和食会議

普及・啓発部会では和食の知識を深めた(だしで味わう和食の日-和食文化国民会議)
普及・啓発部会では和食の知識を深めた(だしで味わう和食の日-和食文化国民会議)

和食文化国民会議は和食のユネスコ無形文化遺産登録を契機に、和食文化を次世代へ継承するため、その価値を国民全体で共有する活動を展開している。今年度も普及・啓発部会や技・知恵部会などを定期的に開催し、会員間の関係強化と和食文化の魅力発信に取り組んでいる。今年も和食の日に「だしで味わう和食の日」を実施し、参加校5千校に再挑戦する。

和食会議は15年2月に一般社団法人として設立された。生産者、食品メーカー、フードサービス、観光業などの企業・団体、地域の郷土料理保存会や食育団体、NPO、料理学校などの食育にかかわる団体、地方自治体、個人が参加し、運営を行っている。今年4月1日現在、正会員は46社・62団体、賛助会員は76社・33団体。

普及・啓発部会は今年度、会員向けの普及・啓発活動のほか、「だしで味わう和食の日」の企画・実施、マッチング事業、国民への和食文化の魅力発信、視察・研修ツアー、和食の総合的な情報発信などに取り組む。

8月28日に皇居外苑楠公レストハウスで行った第二回普及・啓発部会では、後藤加寿子部会長が「和の香り(スパイス&ハーブ)」をテーマに講演を行ったほか、和歌山県農産物加工研究所の稲葉伸也所長が「和歌山県の農産物を利用した加工品開発と機能性」と題して講演した。

技・知恵部会は8月30日にキッコーマン東京本社で第一回講演会を開催した。今回は「料理に活きる技・知恵の東西比較」と題して、つきぢ田村の料理人が厚焼き玉子、赤坂菊乃井の料理人がだし巻き玉子を、さらに両者がうどんのかけつゆをつくるデモンストレーションを行い、参加者が試食した。

技・知恵部会の村田吉弘部会長とつきぢ田村の田村隆氏のユーモラスなやり取りもあり、会場は大いに盛り上がった。

また、和食会議では今年も「だしで味わう和食の日」という企画を実施する。15年から全国の小・中学校、保育所などを対象として、和食給食を推進する同企画を実施してきた。11月24日の和食の日に和食給食で本物のだしの旨みを実感し、和食とは何かを考えるきっかけにしてもらう。

2年目となった前年度は全国で3千69校、79万7千人が参加し、大きな反響を呼んだ。今年は参加実施目標5千校に再挑戦する。企画を案内する対象を前年度の47都道府県と政令都市から、全国約1千800の地区市町村に拡大し、参加を呼び掛けている。