盛大に「通販食品展示会」 地域特産品の販路開拓へ

実行委員会と後援官庁がテープカット(通販食品展示商談会)
実行委員会と後援官庁がテープカット(通販食品展示商談会)

今年から開催場所を「虎ノ門ヒルズフォーラム」に移し、26、27の両日に開かれた「通販食品展示商談会」。地方ならではのこだわり食品や特産品が展示され、来場した通販バイヤーや小売、卸などの目を奪った。

EC化の進展など拡大を続ける通販マーケットだが、産業の一角を占めているのは地方の中小・中堅企業。その多くはファミリー企業でもあり、歴史や技術力はあるが、販路に大きな悩みをもっている。今回、こうした企業が新製品300アイテムを含む、1千アイテム以上の商品を展示し、初参加会社もあったが多くの企業が商談につなげた。

全国の特産物が一堂に(通販食品展示商談会)
全国の特産物が一堂に(通販食品展示商談会)
梅光園(和歌山)の「梅入金山寺味噌」、仔ぐま(広島)の「グルテンフリーお好み焼き」、対馬水産(長崎)の「西のとろあなご」、天領食品(岐阜)の「オリゴ糖の甘酒」、カミナリヤ(静岡)の「はとむぎジンジャーティー」など、特徴が際立った新製品を展示。「地元スーパーでは売っているが、通販で全国に広げたい」や「通販に乗せて反応を確かめたい」などの声もあった。

展示会に先立って行われた開会式で、農水省食料産業局の長束正則氏は「携帯端末を使った通販は流通の重要なツールとなっており、現在のライフスタイルにマッチしている。展示会を通じて多様な販売先が提供できることは意義深い」。経産省地域経済産業グループの伊藤正雄統括地域活性化企画官も「出展各社が付加価値を創出し、通販産業の核になってほしい。経産省としても後押しする」とあいさつ。

食品新聞社の金井順一社長は「地域のこだわり食品や特産品は、生産量が限られていることや販路が地方に限定されているなど課題があるが、通販は販路拡大への可能性を秘めており、その存在意義は年々高まっている」と語り、通販食品特命大使のベガス味岡氏の掛け声で展示会を開会した。

引き続き、食品産業センターの花澤達夫専務理事、日本スーパーマーケット協会の江口法生専務理事、和歌山県農水産部の山下隼人副主査も交えてテープカットを行った。