キリンのクラフトビール 「グランドキリン」缶発売

CVS先行で家庭浸透狙う

キリンビールは26日、クラフトビールブランド「グランドキリン」から350ml缶3種をCVSで先行発売した。

「グランドキリン」は1~7月累計で前年同期比128%と好調に推移しており、これまで展開していた330mlワンウェイ瓶に加え缶製品を投入することで成長を加速させたい考えだ。

缶にすることで店舗側の利便性向上を図り、また「手に取りやすい・扱いやすい」ことでさらなる家庭用浸透を狙う。CVS先行により、クラフトの日常化をより進められるともみている。

「グランドキリン」は昨年に販売チャネルを拡大。今回の発売で全国数万店舗での接点を作ることができ、取り組みの強化につながるとしている。

クラフトビールターゲット層の20~30代にリーチ可能といい、今年はブランド全体で4千kl(140%)を目標にする。

今回発売されるのは「グランドキリンJPL」「同IPA」(瓶製品と中身は同じ)、「同ホワイトエール」(瓶製品を同時発売)。新たに開発された「ホワイトエール」は、白ワインを思わせる華やかな香りと小麦麦芽のやわらかな口当たりが特徴という。

緩やかな減少傾向が続く市場で、同社はビールの魅力化を図ろうとクラフトビールにも注力している。21年にありたい姿として「多様なビールを選んで、多様な楽しみ方ができる」を掲げ、

①クラフト市場の活性化、ビール市場の変化を促進
②「グランドキリン」といった自社ブランドの育成
③有力クラフトブルワリーの育成

―に取り組んでいる。

今年は「ブルックリンラガー」を発売。また業務用市場拡大を目指して小型ディスペンサー「タップ・マルシェ」の展開を始め、10月頃には今年目標の1千店取り扱いを達成する見込み。5日には同社傘下の「スプリングバレーブルワリー京都」をオープンし、接点拡大に努めている。