プレミアム4品国内外へ 限定品でブランド鮮度維持 ニッカウヰスキー

アサヒビールニッカウヰスキーが製造するシングルモルトウイスキーの限定商品を今秋に日本と欧米市場に投入する。

国内向けには「シングルモルト余市 モスカテルウッドフィニッシュ」と「同宮城峡 モスカテルウッドフィニッシュ」の2品を発売。各3千500本限定、参考小売価格1万5千円。ラム人気が高まる欧米向けには「同余市 ラムウッドフィニッシュ」「同宮城峡 ラムウッドフィニッシュ」(各3千500本)を投入する。

“フィニッシュ”とは個々の原酒をヴァッティングさせた後に別の樽に移し、さらに熟成させること。通常3~6か月ほどフィニッシュするところ、「モスカテルウッドフィニッシュ」はポルトガル・セトゥーバルで栽培されたモスカテルの酒精強化ワインの樽で約1年間フィニッシュし、「樽の特徴がしっかり出た」(佐久間正チーフブレンダ)という。

投入の背景にあるのは原酒不足だ。今年上期(1~6月)国内ウイスキー市場(ハイボール除く)は前年同期比108%と伸長。国産も2千円以下の商材は伸長しているが、2千円以上の価格帯では原酒不足により97%となった。

ニッカウヰスキーも増産体制を取ったが、製品として投入できるまでにはまだ時間がかかるといい、当面は限定品でブランド鮮度を維持したい考えだ。