営業時間短縮も売上増 今後は国産食材を強化 ロイヤルホスト・佐々木社長語る

秋のご馳走膳(ロイヤルホスト)
秋のご馳走膳(ロイヤルホスト)

ロイヤルホールディングスは8月30日、大阪市内で9月6日から展開している熊本県産“肥後のうまか赤鶏”や宮城県産のカキ・銀鮭などの食材を使った「秋のご馳走」フェアの説明会を開催した。

同フェアは13年からスタートした国産素材を新しい洋食として提案する「グッドジャパン」シリーズの第8弾。地震で被災した熊本と宮城の復旧・復興を応援する意味もあり、メニュー全8品のうちメーンメニュー6品について1品につき10円を寄付する。

席上、佐々木徳久ロイヤルホスト社長がロイヤルホスト店舗の近況について次の通り説明した。

– ロイヤルホストは労働環境改善の取り組みとして営業時間の短縮に取り組んでおり、1月末で24時間営業を完全に廃止した。さらに1~3月にかけて1店舗平均3時間の営業時間を短縮した。具体的には7~9時の時間帯と24時以降の営業を取りやめた。都市部の店舗では早朝・深夜の営業を行う店舗も残っているが、郊外型店は大幅に営業時間を減らした。

営業時間の短縮で売上高の減少を見込んでいた。ところが、1~8月の実績では来客数こそ1日1店舗当たり2人減少したが、客単価が40円ほど上がり、売上げはプラスで推移している。

– ファミリーレストランが外食産業の中心であった時代は長時間営業に意味があったが、この15~20年の間ファストフードや焼肉レストランなどの競合に顧客を奪われ続けてきた。

ロイヤルホストではファミリーレストランとしての機能を絞り込み、昼と夜のコアタイム、週末の家族連れ利用といった部分に集中する。

– 提供する商品の価値を高める必要があるが、消費者にとって国産素材は非常に魅力のある存在になっている。昨年4月に生鮮の野菜をすべて国産に切り替え、その後、豚肉も国産化した。

牛肉はアンガス牛を使用しているが、フェアメニューで国産黒毛和牛を使用した商品を提供するとアンガス牛の出数は減らずに国産牛も売れるという結果が出ている。今回のフェアでは熊本県産の赤鶏を使用したメニューを提供している。グランドメニューのブラジル産鶏を使用した同様のメニューよりも500円高いが、先行でテスト販売した店舗では同じくらいの出数になっている。今後は鶏肉についても国産化を検討する必要を感じている。