日本ワイン造り140周年 産地と協働で市場活性化 シャトー・メルシャン

初仕込祭の様子(シャトー・メルシャン)
初仕込祭の様子(シャトー・メルシャン)

ワイン市場の中でも日本ワインは拡大を続け、15年には前年比132・7%と大きく伸長している。その源流は1877年に渡仏した2人の青年が日本初の民間ワイン会社である大日本山梨葡萄酒会社を設立した時にさかのぼり、今年で140年を迎えた。同社解散後は別会社に引き継がれ、合併などを経て今日のメルシャンに受け継がれている。

8月31日には山梨県甲州市のシャトー・メルシャンで記念イベントが開催され、初仕込祭や140年を振り返る講演などが行われた。

同社では産地との協働を重視し、84年に発売しヒットした「甲州東雲シュール・リー1983」の製法は勝沼のワイナリーに公開、共有され、市場の活性化に一役買った。

05年には甲州の中に潜在的に存在した柑橘の香りを同社が発見して引き出した「シャトー・メルシャン甲州きいろ香」を投入。その研究成果は山梨県内の他ワイナリーに公開されている。

同社は140周年に当たり、日本ワインでしか表現できない個性を追求。商品強化、産地強化、コミュニケーション強化を図っており、旗艦ブランド「シャトー・メルシャン」の今年1~7月実績は前年同期比112%と好調だ。

(9月13日付紙面から一部抜粋)