三輪そうめん感謝祭 ブランド力高め地域活性化へ

奈良県三輪素麺工業協同組合(池側義嗣理事長)と奈良県三輪素麺販売協議会(池田利一会長、池利社長)は8月30日、奈良県桜井市の三輪明神・大神神社で「三輪そうめん感謝祭」を行った。

今シーズのそうめん商戦が無事に終了したことを神前で報告するもので、両団体の関係者および桜井市、商工会議所の関係者らが出席。拝殿で祈祷と巫女の舞を捧げた。神事の後には、境内で地元婦人会によるそうめん音頭が奉納された。

池側義嗣理事長(奈良県三輪素麺工業協同組合)
池側義嗣理事長(奈良県三輪素麺工業協同組合)
池側理事長は今年の乾麺商戦を振り返り「5月の連休から暑い日が続いたものの、中頃から終盤にかけて苦戦した。少子高齢化、産地間の競争激化、消費者の乾麺離れが影響して、暑ければそうめんが売れる時代が終わった」と説明。

また、昨年3月に三輪そうめんが農水省の地理的保護制度の登録産品としてGIマーク(地理的表示制度)の認定を受け、さらに6月には桜井市の大和桜井ブランドに登録。今年7月に桜井市で三輪そうめん普及促進に関する条例が施行。来年3月には桜井市で全国の乾麺業者が集まる「そうめんサミット」の開催を報告した。

さらに「三輪そうめんにGIマークを貼り模造品を排除するとともに、三輪のブランド力を高めていきたい。そのためには品質向上に向けた取り組み強化が必要。組合全体でHACCP取得に努め、来年にはそうめんサミットを通じて全国に三輪そうめんをPRしたい」(池側理事長)と意気込みを語った。

池田会長は「今後は具体的な目標を定め、組合は今以上に生産量を上げ、販売企業は今以上に売ることで双方が利益を得て、地域に還元すべき。イベントを活用してチャンスをものにし、“地域の宝を地域の力へ”の言葉の通り、地域の宝である三輪そうめんを通して地元活性化につなげたい」と話した。

なお、当日は5月28日に催された品評会の表彰式が行われ、最優秀賞1人、優秀賞4人の計5人の優れた技術と努力が讃えられた。