「野菜の日」 手頃な野菜をおいしく

8月31日は「野菜の日」。「や(8)さ(3)い(1)」の語呂合わせから34年前に青果など関連団体が記念日として制定し、業界の啓発活動もあって認知されてきた。例年だと記念日前後に食品業界も野菜関連のイベントを開催し需要を盛り上げてきたが、今年は少し状況が違う。

▼今夏は7月の空梅雨から一転し、8月が記録的な長雨となり、日照不足で野菜の流通量が極端に減少。既に卸価格は大きく上昇しており、今後、秋の需要期に向けて店頭価格の上昇も懸念される。

リクルートライフスタイル社が、このほど行った野菜に対するアンケート調査によると、家でよく食べる野菜のトップ3は「キャベツ」「たまねぎ」「じゃがいも」で、安価な野菜が上位を占めた。だが外食や中食で食べたい野菜は「トマト」「アスパラガス」「キャベツ」がトップ3となり、家で実際に食べている野菜と食べたい野菜とは異なることが分かった。

▼1人当たりの野菜不足が叫ばれる中で、シンプルで手頃な野菜をおいしく食べられる提案こそが食品メーカーが行うべき役割だ。