梅干し 価格改定待ったなし 端境期まで試練の一年に

梅干し 不作 価格改定

梅干メーカー各社は今秋から価格改定を実施する。昨年に続いて、今年の紀州原料梅は不作、中国原料梅は大凶作となり、原料価格が大幅にアップする見通しである。メディアによる青梅高騰のニュースもあり、バイヤーが価格改定について一定の理解を示しているのが不幸中の幸いだ。来年の端境期まで原料をつなげ、業界一丸となって梅干売場を守りたい。

今年の紀州梅は前年から2割減、平年から3割減になったとみるメーカーが多い。生育遅れと少雨による実肥り不足で、小玉傾向での出荷となった。6月21日以降は雨が降り、実肥りが進み、2L、3Lの売りやすいサイズがある程度漬かったが、秀品率は若干落ちた。

塩の使用料は8千600tとなった。昨年の9千700tから1千100tの減少で、過去10年の平均と比べて2割減となった。原料梅の取引は相対であり、買い方によっても価格は異なるが、今年の原料価格は青梅高騰と中国梅高騰の影響もあって、メーカーから「A級1樽(10kg)で1万円前後」という高値の見通しも聞こえる。

(一部抜粋)