片岡物産「ラバッツァ」新展開 レギュラーコーヒーに参入

片岡物産は、イタリアのコーヒー小売市場でシェアトップの「ラバッツァ」で日本独自の商品を開発し、レギュラーコーヒー(RC)市場に参入する。「ラバッツァ」の主戦場であるエスプレッソコーヒーの日本での市場規模は小さく、片岡物産とラバッツァ社の両社が同市場での大きな成長は見込めないと判断した。約5年前にラバッツァ社の経営陣が一新したことも追い風となり、両社の考えが一致し日本独自商品の開発に至った。

狙うのは、RCの中の小容量の袋タイプ(粉)と簡易抽出(ドリップ)タイプの2つのサブカテゴリー。世界的ベストセラー「〈ラバッツァ〉クオリタオロ」を冠に「ビアンコ」(180g・5袋入)と「ネロ」(同)の4SKUを関東エリア限定で8月22日に新発売する。

片岡謙治社長(片岡物産)
片岡謙治社長(片岡物産)

袋タイプはイタリアから輸入し、簡易抽出タイプは「モンカフェ」の技術を活用して、焙煎を含め国内で製造する。後者について19日、本社で発表した片岡謙治社長は「海外ではマシンとカプセルが主流だが、日本では簡易抽出が伸びており、簡易抽出タイプのパイオニアである『モンカフェ』の資産を使って取り組む」と語った。

日本独自商品の投入により、2020年頃をめどに「ラバッツァ」の売上規模を家庭用と業務用の両方で現在の約3倍の15億円を目指していく。

メーンターゲットは30~60代主婦の10%強を占めるとされる“オシャレミセス”。同層はブランドやインテリアなどにこだわりを持ち、プレミアムコーヒーへの支出をいとわない層。需要期の10~11月をヤマとし、関東エリアでTVCMを放映するほか、店頭プロモーションやサンプリング活動を行っていく。店頭プロモーションは、ミシュランレストランでランチが当たるキャンペーンなどが予定されている。

「モンカフェ」が幅広い層に向けて多くのSKUをラインアップしているのに対し、「ラバッツァ」はフルボディの味わいを特徴とし前述のやや狭い層に照準を合わせている。

白を意味する「ビアンコ」はラテンアメリカ産のアラビカ種のコーヒーのみを使用し、黒を意味する「ネロ」はラテンアメリカと東南アジアから選りすぐったコーヒー豆をブレンドした。