7&i×アスクル ECサイトなど協業 食材宅配サービスも

セブン&アイホールディングスアスクルは6日、業務提携を行うことで合意した。両社が展開するECサイト間の相互送客のほか、生鮮食品宅配サービス「IYフレッシュ」、オムニ7の物流やサイトの開発・運営の共同化などを進める。

セブン&アイが展開する「オムニ7」とアスクル「ロハコ」の両サイトで、商品の検索結果にお互いが扱う商品も表示させることで、顧客の利便性向上を図り相互のサイトでの購買を促す。文房具や事務用品、住関連、IT機器などオムニ7が相対的に弱い領域と、書籍やエンタメ関連、食品、コスメなどロハコに欠落している商品群で相互補完を行う狙いだ。

また、「IYフレッシュ」は30~40代の有職女性や子育て中の女性、その両親をターゲットに生鮮3品に加え、「セブンプレミアム」やNB商品およびロハコ商品の一部、簡便な料理キットなどをWebサイト上でメニューとともに提案し自宅まで届ける。

1時間単位で配達時間を指定できるほか、AIにより設定された配送ルートをもとに30分単位で配達予定時間を通知、配達10分前に再度通知することで待つ時間のストレス軽減を図る。AIの導入によって、宅配時の平均的な不在率約20%を2.5%まで削減できる見通しだという。11月末から都内の新宿、文京区で試行を開始して徐々に拡大。20年秋頃をめどに首都圏全域で展開する計画だ。

2月のアスクル倉庫火災で、セブン&アイHDの井阪隆一社長がお見舞いを贈ったことをきっかけに、アスクルの岩田彰一郎社長兼CEOとの間で提携に向けた話が進展したという。

「どうせなら、これまでにない商品をお客さまに届けたい、セブンが得意な食材キットはどうかということになり、うちのオリジナル商品も組み合わせたメニュー提案を行うことになった。IYフレッシュは最初は小さなエリアでのスタートだが、徐々に拡大しながら、いずれはサイトや物流の共同運営、アスクルの手掛けるようなBtoB事業も一緒にできるようなればいい」(井阪社長)。