油脂摂取の重要性

16年のアマニオイル、えごまオイル、ココナッツオイルなどのプレミアムオイル市場は、15年に爆発的に伸びた反動があったものの、ブーム前の14年に比べれば約1・6倍に拡大。一般消費者の認知度が高まり、現在も一定のユーザーを確保しているようだ。

▼アマニ、えごまは体内で作ることができない「オメガ3脂肪酸」を豊富に含む。オメガ3に期待される効果効能は認知症や生活習慣病の予防、美肌など。これらはもはや一般常識だ。

▼ある油脂メーカーの調査では、えごまオイルの購入目的は認知症予防がダントツ。大きく差が開いた形で美肌、ダイエットが続き、超高齢化社会を反映した結果だった。

▼良質な油脂摂取が重要なのは油脂が細胞膜の原料となるからだ。人体を構成する細胞は約40兆個とも約60兆個とも言われる。東京医科歯科大学の藤田紘一郎名誉教授の著書によると「良い細胞膜を築くには良い油脂が必要。悪い油脂を摂ると病気を招きやすい細胞膜が作られる」という。認知症、生活習慣病、がんなどの大病を遠ざけるためにも油脂の選択は重要だ。