セルフ式飲み放題「さとバル」全店に サトレストランシステムズ

サトレストランシステムズは4月に重里政彦新社長が就任し新体制がスタートしている。昨年9月に「宮本むなし」をM&Aで取得する一方で、今年4月に「すし半」を梅の花に売却している。「宮本むなし」や天丼「さん天」などファストカジュアル業態の拡大を打ち出している。

主力業態の「和食さと」の前年の既存店売上げは、上期の98%に対して下期は101.7%と回復しており、今期に入っても4月は102.9%、5月は100.4%と堅調に推移している。

回復の要因の一つと考えられるのがセルフ式飲み放題「さとバル」だ。「さとバル」は2時間飲み放題で、平日998円(税別)、セルフ式のビールサーバーを設置したアルコールバーで、アルコール動機の取り込みによる売上げ・集客力がアップしている。

外食業界では人手不足が深刻化しており、さとも例外ではないが、セルフ式を採用することでドリンク・アルコール提供の作業を削減でき、ホールの負担が減ることでその他のサービスの水準にもつながる。

導入店舗では効果が顕著なため、9月までに約200店舗ある「和食さと」全店舗に導入を進める。

「宮本むなし」については店舗設備の改装を順次進めている。また、サトの商品調達力を活用して商品クオリティーの向上にも取り組んでいるところだ。

グルメ回転寿司「にぎり長次郎」およびビルイン型ブランド「CHOJIRO」は、外国人観光客からの人気が高く、特に京都の中心部に立地する「CHOJIRO市場木屋町店」は約9割が外国人観光客となっている。

「CHOJIRO法善寺店」
「CHOJIRO法善寺店」
3月にオープンした「CHOJIRO法善寺店」も京都同様、インバウンド需要の多い大阪・難波の繁華街に立地しており、インターネットで海外に情報発信するなどインバウンド需要の取り込みを行っている。

(7月7日付本紙「外食WEST」より)