小売り苦戦の5月 青果、水産の前年割れ響く

主要GMS、SMの5月既存店売上高(公表チェーンのみ)は、GMSでは平和堂、SMではヤオコーが前年同月比100%超となる一方、これまで好調を持続してきたイズミマルエツが100%割れとなるなど苦戦した。

5月については、日本チェーンストア協会が全店ベース98・1%、既存店ベース98・2%。うち食品売上高は全店ベース98・5%、既存店98・6%。生鮮3品の既存店ベースでは農産96・5%、水産96・2%が低迷要因。

一方、食品スーパーの売上高(日本スーパーマーケット協会オール日本スーパーマーケット協会新日本スーパーマーケット協会合同調査)も全店ベース100・6%、既存店ベース99・4%と前年を下回った。

いずれも昨年に比べ日曜日が1日少なかったことに加え、農産品の相場下落や水産品の不漁による生鮮部門の落ち込みが足を引っ張った形だ。

各チェーンの実績もこうしたトレンドを反映したものとなった。GMSについては従来の苦戦が続いている形だが、食品SMは首都圏の肥沃な市場を地盤に好調を持続してきたマルエツが客数、客単価ともに100%割れとなった。各チェーンはこれまで、客数減を客単価でカバーし、トータル100%超を維持してきた。GMSのイトーヨーカ堂ユニーは政策的な面も含め、従来のトレンドが継続しているが、食品SMについては客数、客単価ともに100%超となったヤオコー、アークスを除き、客単価が100%割れ。

 5月単月は前述の通り青果の相場安(相場高の反動)、水産品の不漁という要素が大きかったが、今後に向け6月の動向が注目される。