冷凍から揚げが拡大中 品質競争で食卓進出

食卓向けから揚げ市場は拡大の一途をたどっている。70年代末頃には100世帯当たり2週間での食卓出現回数は97回だったが、15~16年には143回と大きく拡大した(ニチレイフーズ調べ)。売上げ金額も拡大し15年度は169億円、12年度比113%と右肩上がりが続いている。今年も好調さを維持、特に4月は前年同月比140%ほどの伸長だ。

市場が拡大する中で、家庭用冷食でも各社ともにから揚げに注力。今年の冷食界は“から揚げの年”という関係者もいるほどだ。「潰し合いになる」という声もあるが、品質競争により市場拡大につながるとみる関係者は多い。

家庭での出現頻度が上がる中で手作りの比率は縮小し冷食が拡大しており、食卓から揚げの約3割が冷食となってきた。

かつて冷食のから揚げは弁当向けであり、食卓には惣菜売場の商品か手作り品が並んだが、品質競争により市場が盛り上がり、その流れを冷食に取り込めてきたという。景気が悪化すると鶏肉商品が伸長するともいわれるが、多くの関係者は「鶏肉、特にから揚げの人気自体が高まっており、景気は関係ない」とみる。

(6月26日付本紙より一部抜粋)