日本を変革モデルに コカ・コーラボトラーズジャパン

世界と新たな協力関係構築

新会社コカ・コーラボトラーズジャパン(CCBJI)は、ザ コカ・コーラ カンパニー(TCCC)と新たなパートナーシップモデルを構築する。TCCCはCCBJIの筆頭株主で持ち株比率は16・35%。

6日、都内で会社説明会に臨んだ吉松民雄社長(写真)は「TCCCのジェームズ・クインシーCEOは今、世界のコカ・コーラシステムを【ビバレッジ フォア ライフ】というビジョンで変革しようとしており、そのお手本を日本と決めた」と語った。

【ビバレッジ フォア ライフ】とは、老若男女の生活に寄り添い、あらゆる場面に対応する飲料ポートフォリオの構築を意味し、「私たちの活躍範囲がかなり広がる」という。

一方、クインシーCEOはビデオメッセージで「システム全体で、私たちはトータルビバレッジビジネスとして大きく発展、成長する機会がある。日本は消費者の嗜好やニーズに対し、魅力あるブランドポートフォリオを確立することにおいてさまざまな面で既にコカ・コーラシステムをリードしていく存在である」などとコメントを寄せた。

世界のコカ・コーラシステムからみて、日本の特筆すべき点の1つは非炭酸の割合が高いことにある。「海外は80%が炭酸、20%が非炭酸。日本はその真逆になっている状態で、さらに機能性表示食品など健康へのアプローチもある」(吉松社長)と説明し、今後は若年層やシニア層へのアプローチにも意欲を示した。

TCCCの日本法人である日本コカ・コーラとの関係も強化。「7月からホルヘ・ガルドゥーニョ新社長を迎え、これまで以上にお互いがあたかも一社になるようなことをR&Dの分野を含めて日本の市場で勝利するための枠組み構築に一歩一歩踏み出している」。

国内外のボトラー社については「相手の関心があった時に門戸を開いておく。特に海外の問題はリフランチャイズが進んでいることにある。われわれが足元の実績をしっかりつくりTCCCの信頼を勝ち得ることが、次の舞台に躍り出る前提条件だと認識している」と述べた。

18年までにシステム機能会社を含めた組織の統合を完了。顧客起点を重視し20年までに250億円のシナジー創出を目指す。250億円シナジー目標の40%はSCMで計画。20年以降の成長も見据えて新生プロジェクトにも着手する。成長の柱の1つである74万台ある自販機は、ベンディングプロジェクトを立ち上げ、短期的・中長期的な課題に取り組む。