カルビー 中国通販サイトで「フルグラ」 海外で初の本格販売へ

カルビーは8月から、人気シリアル商品「フルグラ」を中国の通販サイトで先行販売する。アリババグループとソフトバンクグループの合弁により設立されたアリババが運営する「Japan MD center」の協力を得て、越境ECサイト「天猫国際(Tmall Global、以下天猫国際)」内で取り扱う。これまでアメリカ、韓国でテスト販売しているが、海外での本格販売は今回が初めてとなる。

「フルグラ」販売開始に伴い、カルビーはアリババが所有する最新のマーケティングサービス(中国国内の消費に関するデータや知見)を活用し、中国在住の顧客の嗜好に合わせたセールスプロモーション、商品開発を行っていく。アリババが日本の食品企業と協力するのはカルビーが初めて。

フルグラは、将来的に国内500億円・海外1千億円の高い売上目標を掲げている。今年8月の北海道工場(千歳市)における「フルグラ」生産開始に伴い、パッケージは中国向けに北海道製造ロゴを採用する。

松本晃会長兼CEOは25日にマンダリンオリエンタル東京で行われた会見の席上、「2015年9月、上海にカンシーフーとの合弁解消に赴いた際、その頃中国に直接売っていないのにフルグラが人気であると聞き、アリババの人と3時間話をして目からうろこであった。これほどITが進んでいるのか、すごいと感じた。中国のシリアル市場は既に日本の倍となっており、成長の仕方が半端ではない」と中国市場の魅力を語った。当日アリババのダニエル・チャンCEOも出席し、「カルビーとコラボできてとてもうれしい。中国の消費者にも喜んでもらえるのではないか」と話した。