日清オイリオG 4期連続で営業増益 付加価値カテゴリ―が躍進

日清オイリオグループは23日、17年3月期の決算説明会を実施した。

中計最終年度の16年度の連結業績は売上高3千279億円(0・9%減)、営業利益102億円(43・6%増)となり、4期連続の増益を達成。中計初年度の13年度から営業利益はほぼ倍増した。また経常利益は103億円(40・2%増)、当期利益76億円(50・8%増)といずれも過去最高を更新している。

会見した今村隆郎社長は「搾油環境が比較的安定していたこともあるが、この間に磨き上げた技術力をベースに付加価値カテゴリーを育成、聖域なきコスト構造改革を図り、海外事業の積極展開など収益構造を変える地道な取り組みがこの成果につながった」と述べ、今年度からの新中計に向けこれまでの事業構造改革を継承しつつ、新たなステージの成長路線に軸足を移していく考えを示した。

とりわけ国内油脂事業では、健康オイル、オリーブオイル、アマニ油をはじめサプリ的オイルなどの付加価値カテゴリーの利益が13年度比22%増となり、家庭用に限ると利益の6割を占めるまでに成長。これ以外の汎用品についても収益構造の改善に取り組み、今後も引き続き利益率の向上を図る方針だ。また海外市場にも注力。人口や中間所得層が拡大するアジア地域で、加工油脂やファインケミカル事業をさらに飛躍させる。

新中計では、20年度に営業利益130億円、ROE7・0%を掲げる。これに向けた初年度となる今期の連結売上高は3千400億円と約150億円の増収を見込む一方、営業利益は前年並みの計画。「厳しいコスト環境を踏まえ、最低限達成すべき堅めの目標として掲げた。まずは中間期に集中し、今年度の計画達成に向けた戦略を確実に実行し利益を積み重ねていく。5期連続増益を目指すことに変わりはない」(今村社長)。