イオン新浦安店 食品フロア拡張 バル・イートインを充実

イオンリテールは19日、「イオン新浦安店」をリニューアルオープンした。1階食品フロアを「イオンスタイル」に改装し、売場面積を3割増に拡大。惣菜売場を従来の1・5倍規模に広げ、150席のイートインやワインやクラフトビールを楽しめる「バル」を設置し、中食・外食の取り込みや近隣住民の憩いの場としての機能を充実させた。

同店は90年にオープンした「ダイエー新浦安店」が前身。昨年3月に「イオン」への切り替えを完了した。ダイエー時代から新浦安駅前の大型基幹店として知られ、30~50代の子育てファミリーと、開店当時から暮らす65歳以上の高齢者層が主要顧客層で、それぞれの世代のライフスタイルやニーズに応じた売場づくりを強化した。

改装に当たっては地域住民の聞き取り調査を実施。「ファミリーで楽しめる飲食の場」「デパ地下のような売場」「こだわりのワイン」「新鮮な生鮮や少量パック」など、多様な食のニーズに対応し、食品売場を拡張。店内での飲食サービスやイートイン機能を充実させた。

デリカでは、店内調理の“作りたて”惣菜を強化。関東エリア初出店の手作りおにぎりショップ「ほのみ」、デパ地下さながらの贅沢な惣菜メニューを対面式で提供する「リワードキッチン」、溶岩石グリルで焼き上げる「グリルステージ」、11種類の野菜と非加熱ドレッシングを自由に選べるカスタムサラダの「サラダビッツ」、焼きたてのナポリピッツアなど、専門店形式で惣菜売場の充実を図った。

デパ地下風の惣菜コーナー(イオン新浦安店)
デパ地下風の惣菜コーナー(イオン新浦安店)

隣接するイートインは150席。セルフコーヒーやドーナツ、絞りたてのフレッシュジュースのほか、惣菜コーナーで買ったサラダやピッツア、弁当などを自由に楽しめる。ファミリー層や高齢者など地域住民のほか、駅前店舗としてサラリーマン・OL、学生のランチ需要の取り込みも狙う。

また家飲み需要が高まる中で、酒売場を3.5倍に拡張。こだわりのワインやクラフトビール、日本酒、焼酎の品揃えを増やすとともに、「バル」コーナーを設置。オープン初日から、女性客グループがバルでグラスワインを楽しむ光景も見られた。

そのほか、生鮮売場では鮮魚や畜肉の対面販売を強化。グロサリーではオーガニックやヘルスケア商品の拡充など、食品売場の拡張により、食の多様なニーズに対応する品揃えと提案が目立った。

なお、リニューアル効果による売上げ効果は10%以上を計画。食品フロアは20%以上のプラスを見込む。食品フロアの充実で集客力を高め、専門店コーナーや2~3階の衣料品・生活雑貨売場の活性化も期待する。夏には専門店エリアのフードコート刷新も予定する。