AGFのギフト戦略 “和食にオリーブオイル” 新たな食文化提唱へ

AGF(味の素ゼネラルフーヅ)はパーソナルギフトと中元ギフトの重点施策の1つとして、オリーブオイルを和食に使ってよりおいしく味わう新しい食文化を提唱していく。

16日、本社でAGF社パーソナル/中元ギフト記者発表会を開催し、冒頭あいさつした北田光男常務執行役員は今回の提唱の意義について「ギフト事業は人と人とのコミュニケーションの中で気持ちを伝えるお手伝いをする事業。家で料理することは親しい人や愛する人へのギフトでもある」と語った。

味の素ブランドギフトのオリーブオイルは苦すぎず辛すぎずフルーティーな風味なものを厳選している。そのため淡白な和の素材にも合わせやすい。この点を今中元から明確に訴求し、オリーブオイルギフト市場のさらなる拡大を図っていく。

島田憲幸執行役員は家庭用オリーブオイル市場が成長市場であると指摘した上で「購入世帯率が30%で、まだまだ世帯が広がる可能性を秘めている」との見方を示した。とりわけオリーブオイルギフト市場については「全ギフトの贈答者に占めるオリーブオイルギフトの贈答者の割合がまだ1%のため、さらなる成長の可能性を大いに秘めている」と期待を寄せた。

ラインアップは「オリーブオイルエクストラバージンギフト」(2SKU)と百貨店先行発売の「オリーブオイルエクストラバージンプレミアムフルーティアギフト」(2SKU)の2品(4SKU)。

前者では、和食の名店「なすび亭」の吉岡英尋店主が全面協力し「オリーブオイルエクストラバージン」を使用した和食のフルコース(9品)を6月12日から23日までの期間限定で1日6人に提供する。

吉岡店主は発表会で、9品の中から「カツオたたき薬味色々」「稲庭うどん」などを紹介。料理に香りがつき風味とコクが引き出せるといった特徴や、醤油との相性の良さ、揚げ油にも好適であることを挙げた。

もう1つの重点施策としてAGFギフト「“煎”パーソナルドリップコーヒーギフト」と和菓子とのコラボレーションも引き続き推進していく。売場オリジナルの“煎”と和菓子の詰め合わせギフトも拡大の見通しとなっている。

ギフト全体では中元・歳暮期以外のパーソナルギフト市場で成長を見込む。既にスーパーなどでは、入学や異動の時期である3、4月に「スターバックスオリガミ」のコーヒーギフトを専用什器と専用の手提げ袋を用意して販売したところ「大きな成果を上げることができたので年間通じて展開していく」。販売チャネルについては「従来、ギフトを販売していなかったチャネルに対する取り組みは今後ますます強めていく」。

なお同社調べによると、家庭用オリーブオイル市場は11年から16年の5年で1.5倍以上拡大し、16年は4%増の390億円となった。オリーブオイルギフト市場は13年から16年の3年で2倍以上拡大し、16年は3%増の58億円を記録した。