人気プログラムに23家族が参加 宝酒造 田んぼの学校2017

宝酒造 田んぼの学校

宝酒造は14日、2017年度の「田んぼの学校」を開校した。京都府南丹市園部町にある田んぼで、親子が「田植え編」「草刈り編」「収穫編」「恵み編」の4回にわたる環境教育を通して自然の恵みと命のつながり、生物の多様性の保全、食べ物の大切さなどについて学習するイベント。

今年で14回目を迎え、2011年度には公益社団法人日本フィランソロピー協会「第9回企業フィランソロピー大賞特別賞」を、13年度には文部科学省「青少年の体験活動推進企業表彰 審査委員会特別賞」を受賞。後援は京都府、協力はNPO法人森の学校、NPO法人自然観察指導員京都連絡会、仁江里山を生かす会など。

14日は第1回目に当たる「田植え編」が行われ、応募総数285組から抽選で選ばれた23家族、70人が参加した。入学式では鷲野稔取締役環境広報総務担当総務部長が「当社名の“宝”という字は“田から”が語源であり、田からの水や酵母など自然の恵みを活用した商売をさせていただいている」とあいさつ。また「私自身4回目の参加だが、毎回新しい発見がある。皆さんには田植えから稲穂に育つまでの過程を学びながら、田んぼの周りの自然を見てほしい。自然は好奇心を持って見るといろんな姿を見せてくれるので、発見を通じていろんな体験をしてほしい」などと話した。

当日は青空が広がる五月晴れと、28℃の初夏を思わせる陽気に恵まれた。午前中の自然観察では、田んぼやその周りに生息する蛙や昆虫、植物を観察しながら手に触れ、草花で笛を吹き、食用草を口にしてその甘酸っぱさを味わった。

午後にはメーンとなる田植え体験が行われた。水を張った1・2反の田んぼに参加家族全員が靴下のまま入ると、泥の冷たさと感触にあちこちで歓声が上がった。田んぼに足を取られながら、慣れない手つき、足運びで、家族で協力しながら苗を一つ一つ植えた。

植えた「新羽二重糯」の苗からは約2千400kgのモチ米を収穫する予定で、生産したモチ米はみりんとして宝酒造伏見工場で醸造。4回目のおせち料理づくりに使われるほか、障害者施設などにも寄付する。