味の素 フランスで冷食発売 全土で展開は初めて

味の素は4月からフランス全土で日本食の冷凍食品の本格発売を開始した。大手流通と連携し販路を開拓、充実したラインアップの提供を通じて一般家庭への「AJINOMOTOブランド」の浸透を図る。

フランスでは調味料などを含む家庭用・外食用の日本食市場は拡大基調にあり、16年は約4千700万ユーロ(約56億円)と前年比約15%増。主に寿司を提供する日本食レストランの増加などが背景にあり、今後もさらに人気が高まると予想されている。

昨年4月からフランスの連結子会社である欧州味の素食品社を通じて大手流通のパリ周辺店舗で「AJINOMOTOブランド」冷食のテスト販売を実施し、好結果を得ていた。

コンシュマー向けで同ブランド冷食を、フランス全土で展開するのは初めて。餃子(写真)やから揚げなど8品種を通じて認知向上を図る考えだ。

同社の中期経営計画では食品事業の地域ポートフォリオ強化を通じた成長を重点戦略に掲げており、欧州では日本食製品を中心に冷食事業の拡大を進めている。同社では今後もラインアップを拡充し、フランスで伸長する日本食市場の需要に応えていくとしている。