味の素 北米に冷食新工場建設 冷凍アペタイザーを強化

味の素ウィンザー 冷凍アペタイザー

味の素は北米冷食事業の拡大に向けて、外食向け冷凍アペタイザー製品(衣付きの野菜、チーズなどの揚げ物)の生産体制強化を図り、味の素ウィンザー社(AWI)の新工場を米国ミズーリ州に建設する。投資額は約3千900万ドル(約44億円)。今年11月から稼働する予定だ。

新工場はジョプリン市に置かれ年間2万5千tの生産能力を持ち、将来の増産にも備え十分なスペースを確保している。工場建設を機に味の素の技術を導入し、スペシャルティを有する冷凍アペタイザー製品を開発、生産、販売する。

工場建設に伴いピートモンド工場を18年初めに冷凍・冷蔵食品を製造するトゥデイフーズ社に売却する。

外食向け冷凍アペタイザー市場は直近2年で約5%の成長を見せており、この間、AWIの冷凍アペタイザー売上高は年約6%伸長したという。外食チャネルはAWI売上高の約3割を占め、冷凍アペタイザーは外食向けの約3割を担う中核商品だ。

一方で既存2工場は既に上限に近付き、今後の需要増に対応できないと予想した。

同社は中期経営計画で食品事業の地域ポートフォリオ強化を通じた確かな成長を重点戦略に掲げており、北米でもAWIの事業基盤をベースに日本の技術を活用し、冷食でのアジアン・エスニックの圧倒的ナンバーワンを目指している。コンシュマー向け、外食向けの両チャネルで事業展開の加速と重点的な設備投資を計画しており、今回はその一環だとしている。