CVS大手3社 国内市場パイ争奪戦激化 ローソン中計発表 反攻なるか

CVS大手3社

CVS大手3社による国内シェア争奪戦がさらに熾烈化していきそうだ。各陣営とも〓質重視〓としながらも出店意欲は依然旺盛。しかしながら飽和感を増す国内市場においては、パイの奪い合いも自ずと限度がある。加速する統合・再編の流れの中で、業界勢力図の塗り替えはよりダイナミックな動きを見せてくるかもしれない。

先頃、CVS大手3陣営の17年2月期決算が出揃い、発表会見では今後の方向性や中期計画なども示された。

セブン―イレブンは今期も700店の純増(1千600出店―900閉店)で期末店舗数を2万122店とし、2万店体制を構築する。これを追うファミリーマートは看板統一を当初予定より半年前倒しし、18年8月期までに「サークルK」「サンクス」店舗のブランド転換を完了。統合効果の収穫を急ぐ。中期計画として20年度までに国内CVS店舗数を1万8千500店まで広げる。

一方、国内3位に後退したローソンは21年度までの中期経営計画を発表し、店舗数を前期末の1万3千111店から1万8千店に拡大する方針を明らかにした。

シェアトップの座をより盤石なものとしていきたいセブン。18年には最後の空白地である沖縄県に進出。早期に同県下300店体制を目指す。これに対し、看板を統一したファミマはスケールメリットを背景に営業力強化を進め、店舗網拡大につなげていく構えだ。

そうした中、ローソンも次の打ち手を見せてきた。これまでファミマが経営統合・看板統一を基本として業容を拡大してきたのに対し、ローソンは中堅チェーンとの緩やかな連携による連合体を形成していた。しかし3位後退という現実に直面したことで、三菱商事の子会社となり連携を強化。セブンの対抗軸として再浮上を狙う。緩やかな連携も次のステップに入った。

(一部抜粋)