FDみそ汁が好調 今期売上目標は10% アサヒグループ食品

いつものおみそ汁 あおさ5食(アサヒグループ食品)
いつものおみそ汁 あおさ5食(アサヒグループ食品)

アサヒグループ食品のフリーズドライ(FD)ブロックタイプのみそ汁が販売好調に推移している。前12月期のFDみそ汁売上げは主要3ブランドの牽引により前年比16%増の110億円となった。主要ブランドのラインアップ拡充や即席みそ汁初の機能性食品投入、FD商品での売場演出提案などにより、今期も売上げ2ケタ増を目指す。

FDは高コスト製造ゆえ商品も高単価となるが、高い復元性や簡便性が消費者に認められ、市場は拡大傾向で推移している。この中で、ブロック成型のFDみそ汁は各メーカーの販売強化で近年、店頭露出が増え、個食ニーズにも合致して即席みそ汁市場の拡大を牽引している。

アサヒグループ食品はFDブロックタイプみそ汁で市場シェア6割ほどを占め、断然トップをいく。昨今はSM、GMSなど流通を介した販売や通販事業などBtoCに注力して成果を上げている。

昨年は「味わうおみそ汁」「いつものおみそ汁」「うちのおみそ汁」の主要3ブランドの売上げが3割増加した。昨年8月発売の「いつものおみそ汁 あおさ」は目標(発売から同年12月末まで)の25万食を大きく上回る34万食を販売した。詰め合わせのギフト品も好調で約3割増加した。

今期は個食やファミリーなど各家庭のニーズに合わせたシリーズの品揃えを広げるほか、素材選びや調理工程で工夫を凝らしたこだわりのみそ汁を投入して市場活性化を図る。春の新商品として「いつものおみそ汁 3種のきのこ」「うちのおみそ汁 あおさ5食」「味わうおみそ汁 炙り鶏だんご」を発売した。

また、通販限定で「やさしいおみそ汁」を発売した。即席みそ汁として初めての機能性表示食品で、LTP(ラクトトリペプチド)を1食当たり3・4mg配合した。さまざまな取り組みにより、今期のFDみそ汁は売上げ1割増を目指す。