カップ麺市場 タテ型戦線異状あり 話題商品が続々登場

「カップヌードル ナイス」(日清食品)
「カップヌードル ナイス」(日清食品)

「MARUCHAN QTTA」(東洋水産)、「カップヌードル ナイス」(日清食品)等々タテ型カップ市場に今春、新ブランド、話題商品が続々登場している。簡便性を武器に、カップ麺で最大の構成比(27%=約1千150億円)を占めるタテ型カップ麺。長年にわたり「カップヌードル」(日清食品)が君臨する市場だが、今春登場してきた新商品は、タテ型最大の特徴である簡便性に加え、本格的なおいしさ、地域素材、健康機能といった新たな価値を提案。好調カップ麺市場のさらなる活性化も狙う。

今春最大の話題は、東洋水産が3月27日に新発売した「MARUCHAN QTTA(マルちゃんクッタ)」(SHO―YUラーメン、SEAFOODラーメン、TONKOTSUラーメン、各税別180円)。

「MARUCHAN QTTA」(東洋水産)
「MARUCHAN QTTA」(東洋水産)

「縦型カップ麺の新たなスタンダードを目指す」(同社)と意気込む「MARUCHAN QTTA」は、ほかの世代と比較してカップ麺の喫食率が低いとされる若年層(10~20代)がメーンターゲット。“ゆっくり味わって食べる縦型カップ麺”という新たな価値を提案することで、既存商品との差別化を図っていく考え。「若い世代を応援するカップ麺として、(若い世代に)なくてはならない存在を目指す」(同)としている。

トップブランド「カップヌードル」を擁する日清食品は10日、「カップヌードル ナイス 濃厚!ポークしょうゆ/濃厚!クリーミーシーフード」(税別180円)を全国で新発売した。新開発の3層ノンフライ麺により、脂質50%オフ、糖質40%オフ、カロリー178kcal(カップヌードルの約半分)、レタス4個分相当の食物繊維を麺に練り込んだ健康系商品ながら、通常の「カップヌードル」よりもこってりとしたフレーバーを実現した。メーンターゲットは30~40代男性。これまで「こってりしたラーメンを食べたいのに我慢していた」というユーザーの掘り起こしも念頭に、「カップヌードルよりこってり濃厚なのに罪悪感ないス!」をキーワードに訴求していく。

(4月12日付本紙より一部抜粋)